教室長ブログ

■ どうなる?大学入学共通テストの英語!?【瑞穂市の学習塾 MUGEN学院 穂積駅前教室】

こんにちは!MUGEN学院穂積駅前教室の木村です。2020年度(21年1月)に始まる大学入学共通テストをめぐり、立憲民主、国民民主、共産、社民の野党4党が24日、英語の民間検定試験の導入を延期する法案を衆院に提出するなど、今後の大学入試英語がどうなっていくのか、先行きが依然はっきりしない状況にあります。私自身も公立中学の英語の教諭だったので、その動向がとても気になるところです。

そもそもどうして大学入試の英語が今変わろうとしてるかというと、グローバル化が急速に進展する中、英語によるコミュニケーション能力の向上が課題となっています。このため、高等学校学習指導要領では、多様な人々と、互いの考えや情報を主体的に伝え合うため、英語の「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を総合的に育成することを求めてきましたが、高校3年生の英語力は特に「話す」「書く」に課題があることが、調査結果から明らかとなっていました。さらに大学においても、グローバル化時代を担う人材を育成するために、これら英語4技能の習得が重要となったわけです。このため、大学入試において、高等学校段階までに育成した4技能の英語力を適切に評価することが必要となり、4技能をきちんと見ることができる入試が必要になってきたのです。

ではなぜ大学入試で英語の4技能を評価するために、民間の資格・検定試験を活用しようとしているのでしょうか?

大学入試は、高等学校段階で修得した知識や技能等を適切に評価することを目的としていますが、英語に関しては、約50万人規模で同一日程一斉実施型試験による共通テストとして「話す」「書く」能力を含めた試験を実施することは、日程面も含めて現状において実現は極めて困難です。一方、民間の資格・検定試験は、英語の4技能を総合的に評価するものとして社会的に認知され、高等学校教育や大学入学者選抜で活用が進んでいます。実際平成27年度文部科学省委託調査結果によりますと、大学入学者選抜において英語資格・検定試験を活用している大学は、国立大学(計28.0%)推薦入試17.1%、AO入試14.6%、一般入試7.3%、公立大学(計22.6%)推薦入試16.7%、AO入試10.7%、一般入試1.2%、私立大学(計39.5%)推薦入試30.7%、AO入試21.2%、一般入試6.4%となっており、大学入試において4技能を評価することができるよう、現段階でも民間事業者等により広く実施され、一定の評価が得られている資格・検定試験の活用を推進していく運びとなったようです。

現在のところ、大学入学共通テストで活用される英語民間試験としては、次のようなものがあります。

今後どう話がまとまっていくのかはまだまだ不透明な状況でありますが、一つだけ言えることは、英語技能においての「話す」「書く」の能力が以前よりも重要視されており、それを今後評価の対象にしていきたいというのが国の方針だということです。当然それを見越して塾生たちに「話す」「書く」力を養っていく必要があるわけですが、幸いうちの塾には英会話教室があり、求められるコミュニケーション能力の育成を図ることができます。これから先を見越して、これを機に英会話を始めてみてはどうでしょうか?きっと皆さんの力になれるかと思います。

大学入学共通テストの英語情報に関しては、今後も注視していき、またブログにて動向をお伝えできればと思っております。