教室長ブログ

■ 3月のおすすめ映画③【瑞穂市の学習塾 MUGEN学院 穂積駅前教室】

こんにちは!MUGEN学院穂積駅前教室の木村です。新型コロナウイルスの影響もあり、休校期間に特別遠出はしていませんが、適度に気分転換をして楽しんでおります。15日(日)も映画鑑賞をしてリフレッシュしておりました。映画館で卒塾生の川端君とも顔を合わせて、少し話もできました。今回鑑賞した映画は、日本アカデミー賞を獲得した「新聞記者」です。本当は公開期間内に観る予定をしていた映画だったのですが、上映期間中はタイミングが合わず、アンコール上映がされているこのタイミングでの初観賞となりました。東京新聞記者・望月衣塑子の著書を原案にしたサスペンスドラマで、国家の闇を追う記者と若手エリート官僚が、それぞれの正義を貫こうとする話です。東都新聞の記者・吉岡(シム・ウンギョン)は、大学新設計画にまつわる極秘情報の匿名FAXを受け取り、調査を始めます。日本人の父と韓国人の母を持ち、アメリカで育った吉岡は、特別な感情を抱きながら日本の新聞社に在職していました。一方内閣情報調査室官僚の杉原(松坂桃李)は、国民にのために力を尽くすという信念とは真逆の任務の間で葛藤するなか、ストーリーが展開していきます。

政権を維持するために、国家の力で力づくに事実を捻じ曲げて、嘘を真実にしてしまう、また誰かに責任を全部擦り付けて責任転嫁し、事実そのものをなかったことにしてしまう、そしてそれに対して反対意見をしようとものなら、圧力で屈させる、そんな現代社会の闇を描いた作品でした。現政権がそこまでしているかは不確かですが、これに近いことは闇で行われているような気がします。権力に忖度している人たちの手で事実が大きくゆがめられていることに対する警鐘をこの映画は鳴らしてくれていると思いました。いろいろ映画作品がある中でこの作品が日本アカデミー賞に輝いたのには、国民が抱える鬱積した感情が後押しをしたのではないかと思っております。正直半地下家族よりも私には伝わるものが大きかったです。作品に対していろいろ意見はあると思いますが、私は100点をつけたいと思います。モレラでもまだアンコール上映されておりますので、関心のある方はぜひ鑑賞ください。