教室長ブログ

■ 藤井棋聖誕生【 瑞穂市の学習塾 MUGEN学院 穂積駅前教室】

こんにちは! 瑞穂市の学習塾 MUGEN学院穂積駅前教室の木村です。昨日とても嬉しいニュースが飛び込んできました。藤井聡太七段が将棋の棋聖戦5番勝負を3勝1敗で制して、初タイトルの棋聖を獲得しました。ここ地元東海地方の出身者ということもあり、今回の勝利を私も大変嬉しく思っております。

若くして将棋界で勝ちを続けるその強さもさることながら、勝負事において、勝つ時よりも負ける時の方が人柄が出ると思います。真剣勝負の末、ぎりぎりまで負けることに抗ったあと、ようやく気持ちの整理がついたところで「負けました」と相手にしっかり伝えるのですが、相手に負けを認めて投了を伝える彼の言葉は実に潔く、目の前の相手に聞こえるようにはっきりと伝えているそうです。

彼の将棋に対しての真摯な気持ちは、対局後のお辞儀に最もよく現れています。とにかく低く深いお辞儀で、お辞儀した頭の位置は、目の前にある盤よりもさらに低いです。負けた時は自分が先に頭を下げることになりますが、勝っても負けても相手より先に頭が上がることがなく、プロ入り以来、ずっと目標に定めてきたタイトル獲得が決まった今回も、その一貫した姿勢が崩れることはありませんでした。相手に対して、将棋に対して感謝の気持ちを忘れないその姿勢が、彼のこのお辞儀に良く表れていると思います。

こうした将棋に対するまっすぐで真摯な気持ち、そして将棋がもっとうまくなりたいというあくなき探求心が、今回のような素晴らしい結果につながったのではないかと思います。若干17歳ながらその姿勢は大いに見習うべきものであると思います。目標に向かって真摯な気持ちで真っすぐ頑張る彼のような姿勢を私もこれから大切にしていきたいと思います。