教室長ブログ

■ 効果的な 暗記 方法【瑞穂市 MUGEN学院 穂積駅前教室】

こんにちは!MUGEN学院穂積駅前教室の木村です。今日は勉強の時に必要になる「 暗記 」について書きたいと思います。覚えた内容を、忘れる前に長期記憶へ定着させることが暗記の重要ポイントです。効果的な暗記をしていくためには、次のようなことが大切であると私自身は考えています。

◆五感をフルに活用しながら覚える

人には、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚という五感が備わっています。この五感をできるだけたくさん使うことで、暗記による学習効率が飛躍的に向上します。例えば英語や国語などで本文の内容を記憶していきたいときに、ただ黙読だけをしていたら、五感のうち視覚だけしか使いません。しかし自分自身で音読し、その声を耳で聞くことによって、視覚と聴覚を同時に使うことになり、単純に通常時の2倍の速さで覚えられることになります。

視覚と聴覚を使うために、普段の学習ではなるべく声に出して読むことがポイントです。英単語や歴史の人物などの暗記はもちろん、参考書の解説文なども音読することで理解度が増します。以前脳科学の権威である茂木先生が声に出すことにより、その効果が4倍になるということをテレビで拝見したことがあります。漢字を覚える際にもぜひ声に出しながら練習してみてください。覚える速さが一気に上がりますので、漢字指導の時にはうちの塾生たちに繰り返し言っております。また音読する際には耳栓をするのがおすすめです。耳栓をすると声に出した内容が骨伝導で頭の中に大きく響き、集中力が上がるそうです。あと暗記学習において、ノートにひたすら書いて覚えようとする人は多いですが、書くことで視覚や触覚を使う利点がある反面、時間がかかるデメリットがあります。書くときにはあわせて声に出しながら読むと、より短時間で覚えやすくなります。声に出すことで聴覚も使うため、より効率的に暗記できると言えます。ぜひやってみてください!

◆短時間で何度も繰り返す

人は時間が経つにつれ覚えた内容を忘れていきます。エビングハウスの忘却曲線が示すように、何かを覚えた後、特別何もせずにいたら、20分後にはその内容の42%を忘れてしまいます。そのため、一回で完璧に覚えようとしても、難しいのというのが実状です。ただただ時間ばかりをかけても一回では覚えきれないので、その点はそういうものだと割り切ってしまいましょう。その代わり、適切なタイミングで復習することで、記憶の定着率は格段に向上します。重要なのは、「短時間でいいから、何度も暗記を繰り返すこと」です。繰り返し覚えていくことによって、脳が重要な情報だと判断するので、結果長期記憶になりやすいです。

※この曲線は全く復習をしなかった時の結果ですので、こまめにきちんと復習していけばこのようにはなりません。だから復習が大切です。

もうひとつ、人は覚えた知識を眠っている間に整理して、記憶として定着させます。ですから朝や昼に勉強しても、暗記がうまくいかない場合は、夜の寝る前に暗記してみてください。日に日に覚えられることが増えていくことを実感できると思います。ただし必ず6時間はしっかり寝ないとだめということも聞いたことがありますので、試験前日に勉強していなくて、焦って徹夜といったことにならないよう注意しましょうね。

◆青ペンを使って勉強する

青ペンを使って勉強すると効率的だということも聞いたことがあります。人は青色をみると、セロトニンというホルモンが分泌され、集中力が高まりストレスも軽減するといった効果があるそうです。ですから暗記の際はうまく青ペンを活用していくのも良いかもしれませんね。実際青ペンを使って覚えている塾生たちの姿を何人か見たことがあります。

◆キッチンタイマーなどで時間を計りながら暗記する

暗記に集中したいときは、キッチンタイマーやストップウォッチなどで時間を計りながら暗記することがおすすめです。集中力が下がっていると、ダラダラと勉強してしまい効率もよくありません。時間を計りながらやると常に制限時間を意識していくため、集中力が上がり効率よく勉強できます。うちの塾の中にもタイマーがいくつもありますので、学習の中でうまく活用してくださいね。

今回は「暗記」をテーマにいくつか書かせていただきましたが、どうだったでしょうか?人によってその暗記方法が合う、合わないということはあると思いますので、いろいろ試していく中で、自分にとって一番効果的な暗記方法を早く見つけてくださいね!