教室長ブログ

■ 年末年始鑑賞 映画コレクション 【瑞穂市の学習塾 MUGEN学院 穂積駅前教室】

こんにちは!MUGEN学院穂積駅前教室の木村です。今日は年末年始に鑑賞した 映画コレクション について。年末年始はゆっくり過ごしつつも、やることが何かとあって忙しかったのが本音のところです。そんな中ハードディスクに撮りだめてあった映画作品を3本鑑賞しましたので、今回はそのレビューを書きたいと思います。

まず一本目は「涼宮ハルヒの消失」です。谷川流さん原作のライトノベル「涼宮ハルヒ」シリーズを京都アニメーションがアニメ化した、「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ初の劇場版作品です。クリスマスまであと少しとなった冬のある日、いつものように登校したキョンは、普段の世界とは違う違和感に気付きます。そしていつもは自分の後ろの席に座っているハルヒの姿は見えず、その席にはかつてキョンを殺そうとし、長門に返り討ちにあった朝倉が座っていました……。

以前から友人に勧められていたアニメ作品だったのですが、忙しくてなかなか観ることができていなくて、ようやく最近になって再放送で見始めていた作品でした。登場人物の設定とストーリーに理解に苦しむ部分も多々あるのですが、その奇抜さと面白さに、どんどん作品の世界に引き込まれていきました。今回のこの映画を鑑賞して、自分の中にあった謎の一部が解消できた気がしました。天下の京都アニメーション作品なので、細かい部分までしっかり作り上げられており、最後の最後まで楽しめる良作でした。点数は92点。

2本目は、これまた京都アニメーション作品の映画「けいおん」です。かきふらいさん原作のコミックをアニメ化し、社会現象にもなるほどの人気を誇る「けいおん!」初の劇場版作品です。本作では、バンドメンバー5人が高校に在籍している時期を舞台に、卒業旅行に行くことになった彼女たちの過程が描かれます。

桜高軽音部で結成されたバンド放課後ティータイムのメンバーは、普段と変わらず部室でお茶を楽しみながら、のほほんとした日々を過ごしていました。ある日、クラスメートが卒業旅行の企画を進めていたことをきっかけに、自分たちも旅行を計画することにします。1学年下の梓も加わることになり、行き先をくじ引きで決めた結果、ロンドンに行くことになりました。

けいおんは以前から好きな作品で、あのまったりとゆるゆるとした作品の雰囲気に、いつも心を癒されておりました。彼女たちが演奏する劇中曲もとても良いものが多くて、それだけでも作品を楽しめるぐらいです(笑)映画作品自体も、以前一度鑑賞したことがありましたが、それでもやはり良いものは良くて、最後までしっかり楽しむことができました。神曲「天使にふれたよ」がつくられるまでの過程、登場人物たちの心の動きが良く伝わってくる良作でした。点数は90点。

最後は、大好きなアニメ作品の実写映画化作品「かぐや様は告らせたい」です。アニメ化もされた赤坂アカさんのラブコメ漫画を実写映画化したもので、名門私立校を舞台に、互いに惹かれ合う生徒会会長と副会長が頭脳戦を繰り広げていきます。

超名門の私立秀知院学園高等部生徒会会長の白銀御行(平野紫耀)と、大財閥の令嬢で同じく生徒会副会長の四宮かぐや(橋本環奈)は互いのことが好きだったが、二人ともプライドが高く、告白することができずにいました。やがて自分から告白したら負けだと思い込むようになった二人は、相手に告白させるために権謀術数の限りを尽くしていきます。

元々このアニメ作品自体がとても好きで(個人的にはあのナレーターの方の「嘘である。」が壺でした(笑))、その実写作品だったので大変楽しみだった半面、世界観を壊さないか怖さ半分でした。映画公開時、他の人の作品レビューを観てみると大変厳しいコメントが多く、そのときは泣く泣く鑑賞を回避しました。そんな作品だったので、果たして何が映画の評価を下げてしまったのかと、少し違う視点から観賞してみました。なるほど、配役に関してはある程度原作のイメージに忠実でした(ただ藤原千花に関しては別の人が良かったかも)。しかしアニメ原作のストーリーをあまりに盛り込みすぎてしまって、映画ストーリーのバラバラ感が否めませんでした。もう少し話の取捨選択をすればもっと映画がまとまるのではないかと思いました。映画サイズにするとどうしても無理が生じてくるので、やはりアニメはアニメのままの方がいいかなあと思いました。点数は79点。続編が夏に公開されるそうですので、そちらの方には期待したいと思います。