教室長ブログ

■ 大学入学共通テスト 【瑞穂市の学習塾 MUGEN学院 穂積駅前教室】

こんにちは!MUGEN学院穂積駅前教室の木村です。16日(土)と17日(日)に 大学入学共通テスト が実施されました。受験生の皆さん、まずはひとまずテストお疲れ様でした。このコロナ禍でのテストというだけでも、例年とは全く異なる状況下でのテストでしたので、きっといろいろな部分で大変だったことと思います。

さて今回の大学入学共通テストでは、昨年までの大学センター試験の傾向とは異なる部分がいくつかあり、より「思考力」「資料活用能力」を求める問題が多かったようです。問題数の増加や処理能力を求めるような問題が増えたため、時間的にも余裕のなかった受験生が多かったようで、得点の高低に関係なく厳しいテストであったと言えます。

私自身が元々公立中学校の英語教諭だったので、特に英語の試験に関して書こうと思いますが、今回の大学入学共通テストでの問題傾向の変化としては、

リーディングは、センター試験200点満点に対して、大学入学共通テストでは100点満点に変更されています。発音やアクセント、語句整序などを単独で問う問題は姿を消し、6つの大問が「読解問題」になり、それに伴い総語数が大幅に増加しました。問題ページ数も昨年のセンター試験より6ページ増えて32ページとなっております。複数資料から考察する出題パターンが試行調査のときよりもさらに増加しており、昨年よりもやや難化したと思われます。

リスニングは、センター試験50点満点に対して、大学入学共通テストでは100点満点に変更されております。試験時間は変わらず30分ですが、読み上げ語数は昨年のセンター試験が1,142語に対して、今回の共通テストでは1,528語と増加していたそうです。また大問6題中、第1・2問は2回読み、読み上げ語数や読み取るべき図表の多い第3~6問の4題は、1回読みでの出題だったそうです。大学入学共通テストでの得点は、大学によって利用する配点比率は変わってきますが、リスニングが苦手な受験生にとっては、差のつく科目になったと思われます。

その他の教科テストに関しても、問題文の分量が増え、資料を活用しながら、発展的に考える問題が増加しており、昨年までのセンター試験とはやはり異なる傾向となっております。

私自身の私見としては、発展的な問題はそれぞれの大学での試験の中で問えるものであり、あえて大学入学共通テストの中で問う必要はないと思っております。特に今年に関しては、このコロナ禍で学校の勉強も足並みをそろえることすら困難な状況下でしたので、いくら名称を変更した後だとは言え、もう少し段階的に行っていくべきだったのではと思っております。

とは言えこと英語に関しては、ここ数年読解力をより一層求めるものになってきており、読むスピード、語彙力など、受験生に今後より一層求められていくこととと予想されます。難関大学に合格していくためには、1分間に120単語という読解スピードを身につけないといけないと言われています。そのためにも、まとまった文を早く確実に読み解くためのトレーニングを、こつこつ積み重ねていくことが必須です。幸いうちの塾にはFINE ENGLISH SCHOOLがありますので、リスニングの練習も含め、読み取りに特化して学習していくこともできます。先を見据えて、これを機に英語をとことん鍛えてみてはどうですか?