教室長ブログ

■ 5月 最新映画 レビュー①【MUGEN学院 穂積駅前教室】

こんにちは!MUGEN学院穂積駅前教室の木村です。ゴールデンウィークの休校期間中の5月1日(土)の夜に、レイトショーで1本 最新映画 を鑑賞しました。今回鑑賞したのは、先日アメリカでアカデミー賞に輝いたあの「ノマドランド」です。ジェシカ・ブルーダーさんのノンフィクション小説を原作に、「ノマド(遊牧民)」と呼ばれる車上生活者の生きざまを描いた、ドキュメンタリーのロードムービーです。アメリカ・ネバダ州に暮らす60代の女性ファーン(フランシス・マクドーマンド)は、リーマンショックによる企業の倒産で、住み慣れた家を失ってしまいます。彼女はキャンピングカーに荷物を積み込み、車上生活をしながら過酷な季節労働の現場を渡り歩くことを余儀なくされます。現代の「ノマド(遊牧民)」として一日一日を必死に乗り越え、その過程の中で出会う様々なノマドたちと苦楽を共にし、ファーンは広大なアメリカ西部をさすらいます。大変話題になっていた映画だったのでもっと早く鑑賞したかったのですが、このタイミングでの鑑賞となりました。アメリカが抱える現代社会の問題を背景に、ファーンがノマドとしての旅の道中に出会う様々な人々との関わりと、それぞれの境遇、環境から生まれてくる彼らのリアルな言葉一つ一つが大変重みがあり、心に突き刺さってきました。またファーンがなぜノマドとしての生活を選んだのか、その理由が映画を観ていく中で段々分かってくると、人生においての幸せのかたちというのは人それぞれだということを改めて考えさせられました。ドキュメンタリータッチの映画なので、派手なシーンというのは特別ありませんが、アメリカの大自然も大変美しく描かれていますので、ぜひ映画館で観賞していただきたい良作だと思います。点数は88点。

コロナ禍の影響で公開延期になってしまった映画も多く、ゴールデンウィーク期間中、多分映画館で観賞するのはこの1本だけだと思います(ほかの観たい作品は残念ながらすでに鑑賞済みです)。ですからあとは録りだめしてある映画やDVDなどを鑑賞したいと思います。また見た映画作品についてはレビューを書きたいと思いますので、次回をお楽しみに!