教室長ブログ

■ 9月 最新映画 レビュー③ 【 瑞穂市の学習塾 MUGEN学院 穂積駅前本校 】

こんにちは!MUGEN学院穂積駅前本校の木村です。先週の日曜日も、例によってレイトショーで 最新映画 を1本鑑賞しましたので、今日はそのレビューを書きたいと思います。今回紹介するのは、「ブルーピリオド」です。

マンガ大賞2020を受賞した、山口つばさ先生による人気漫画を実写映画化した作品で、原作はあのYOASOBIさんの「群青」のモデルとなった作品です。空虚な毎日を送っていた男子高校生が、情熱だけを武器に美術の世界に本気で挑む姿を描いた青春ドラマです。

高校生の矢口八虎(眞栄田郷敦)は成績優秀で周囲からの人望も厚いのですが、ただただ周囲の空気を読んで生きる毎日に物足りなさを感じていました。そんな中、苦手な美術の授業で「私の好きな風景」という課題を出された彼は、悩んだ末に一番好きな「明け方の青い渋谷」を描き、絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたような気がした八虎は、だんだんと美術に興味を抱くようになります。またたく間に芸術の世界のめりこんでいった八虎は、高校卒業後の進路として、国内最難関の東京芸術大学への受験を決意します。

このブログを書きながら、YOASOBIさんの「群青」を聴いていますが、本当に歌詞のままの世界観でした。ただただ周りに合わせて生きていた八虎が、絵を描く中で嘘偽りのない自分自身の本心を見つけ、好きなものに全身全霊で向かおうとする姿、自分の絵を突き詰めていこうとする心の様に大変感銘を受けました。家庭状況から国立大学への進学が決められていた彼が、東京大学合格よりも難しい東京芸術大学合格に向けてひたむきに頑張る姿を、ぜひ多くの人に見ていただきたいなと思いました。点数は92点。 

PS ユカちゃん(鮎川龍二)を演じた高橋文哉さんの熱演も、この作品の素晴らしいアクセントだったと思います。