教室長ブログ

■ 「わかる」を「できる」にするために! 【瑞穂市の学習塾 MUGEN学院 穂積駅前教室】

こんにちは!MUGEN学院穂積駅前教室の木村です。昨日は敬老の日で学校がお休みでしたが、昼から中3生が精力的に自主勉強に来て、自分の力を一生懸命高めようとしている姿に、頼もしさと必死さを感じました。ぜひその頑張りを受検の日までコツコツと続けていってほしいと思います。

さて今日は「わかる」を「できる」にするために、というテーマで書きたいと思います。

生徒たちの学習指導をしていていると、こんな場面に出くわすことがあります。「先生、この問題がよく分からないので教えてください。」「いいよ。どこがわからないの?じゃあまず問題文をしっかり音読してみて!」そうして問題文を声に出して読ませたりします。すると生徒の中には、問題文もろくに読んでいないのに「わからない」と言っている生徒もいるため、自分で音読してみて、問題の意図をここではじめて理解するということがあります。その後、こちらが特別あれこれ説明することもなく、「そうか!わかった!!」と言って自分でカリカリ解いていくといったケースが多いです。まずは自分で声に出して問題文を読んでみて、何を尋ねているかを正しく読み解くことが、自分の力でできるようになるための一歩目でしょう。

もう一つ思うことは、「説明を聞いてわかった」=「自分の力でできるようになった」と勘違いしてしまうケースがよくあります。そういう生徒たちは、こちらの解説後、自分で答えのみを書き写そうとします。「わかった」と「自分の力でできるようになった」ということは必ずしも一緒ではありません。理解した後、自分の力でもう一度やってみたり、練習してみたりして、初めて本当に自分の力にしていくことができるのです。得点力の高い生徒たちは、説明を聞いて大事だったことを、すぐにメモとして書き留め、後から見返して自分で反復していけるようにします。このちょっとしたひと手間が大きな差になっていくと思います。少し時間を空けてから、本当に自分の力だけで解くことができるか、その問題をもう一度解き返してみる、そんな勉強の仕方が「わかる」を「できる」に変えていくことにつながるのでしょう。

「どうせ自分なんて、どれだけ勉強しても伸びないから」といくら自分自身に言い訳をしていても、何も良い方向に変化していきません。ちょっとだけ試してみようかな、ちょっとだけがんばってみようかな、と何か一つだけでもやり方を変えてみたり、試してみたりすれば、少なくとも何もしなかった時と比べれば、良い方に変化していくと思います。もちろん勉強の仕方も個人によって合う、合わないがありますので、一人ひとりにあった勉強の仕方を、私たちも一緒になって考えていきたいと思います。