■ 3月のおすすめ映画②【瑞穂市の学習塾 MUGEN学院 穂積駅前教室】
こんにちは!MUGEN学院穂積駅前教室の木村です。3月14日(土)の夜に、いつもの気分転換で映画鑑賞をしました。今回観た映画は「Fukushima 50」です。本当は3月11日東日本大震災の日に鑑賞しようと思っていましたが、所用が重なり14日(土)の鑑賞になりました。あの東日本大震災での福島第一原子力発電所事故をテーマに、多くの関係者への取材をもとにして書かれた、門田隆将さんのノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を実写映画化したものです。日本中を、世界中を震撼させた東日本大震災による福島第一原子力発電所事故発生以降も現場に残り、日本の危機を必死で救おうとした作業員たちの姿を描いた作品です。
2011年3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0の地震が発生し、それに伴う巨大な津波が福島第一原子力発電所を襲います。全ての電源が喪失してしまい、原子炉内の冷却ができなくなりメルトダウンの危機が刻々と迫る中、現場の指揮を執る所長の吉田昌郎(渡辺謙)や、福島第一原発1・2号機当直長の伊崎利夫(佐藤浩市)をはじめとする、発電所内にとどまった約50名の作業員たちが、混乱下の中で自分たちの家族や故郷を守るために、未曽有の大事故に立ち向かう様子を生々しく描いています。
映画を観て、改めて東日本大震災のことについていろいろと考えさせられました。このような人知や予想を大きく上回る自然災害に対して、人間の力というのはあまりに無力だと感じました。しかし一方で、そんな大変厳しい状況下でも必死で苦難に立ち向かい、決死の覚悟で被害を最小限に食い止めようとしていた、そんな人たちのおかげで今の私たちの生活があるということを改めて気づかされました。またこういう緊急を要する状況下では、人々の心根の部分が顕著に表れてきます。自分の立場や保身のことばかりを考えて、現場に責任のなすりつけや無茶ぶりばかりをするそんな人々がいる一方で、自分の家族や愛する人たちのために、自分の命を犠牲にしてまでも必死で守ろうとしていた、そんな人々が実際にいたことに、何か勇気をもらえたような気がしました。点数は95点。
改めて東日本大震災によって亡くなられた多くの方々の御冥福をお祈り申し上げると共に、震災被害にあわれた多くの人々の生活が、一日でも早く元の状態に戻ることを祈りたいと思います。