教室長ブログ

■ 5月 最新映画 レビュー②【MUGEN学院 穂積駅前教室】

こんにちは!MUGEN学院穂積駅前教室の木村です。前回の映画レビューの時にこのゴールデンウィーク中の映画館での鑑賞はなさそうだと書いたのですが、1本面白そうな作品で、評価も割合高い作品があったので3日の夜にレイトショーで鑑賞しました。その 最新映画 というのが「JUNK HEAD(ジャンク・ヘッド)」です。絶滅の危機に瀕した人類が地上で暮らし、地下には人工生命体が住む世界を舞台に描いたSFストップモーションアニメで、地下調査員が人工生命体たちと協力しながら人類再生の道を模索するという映画です。堀貴秀さんが監督や原案を一人で手掛け、制作に約7年の歳月を費やしたというこの作品は、第21回ファンタジア国際映画祭で、長編アニメーション審査員特別賞を受賞し、逆輸入の形で今回の日本での公開となりました。環境破壊によって汚染された地上に人類は住めなくなり、地下開発を進めるための労働力として、人工生命体マリガンが生み出されますが、人類に反旗を翻したマリガンによって地下は乗っ取られてしまいます。以来、1600年の月日が流れ、遺伝子操作により永遠の命を得た代償として生殖能力を失った人類は、新種のウイルスによって人口の30パーセントを失ってしまいます。そんな状況を打破するべく、人類の存亡をかけ、地下に潜入し調査しようとします・・・。7年もの月日をかけてつくり上げられたストップモーション作品だったのですが、CGと見紛うばかりの出来っぷりに大変感心しました。エンドロールで、その撮影現場の裏側と、声優のほとんどを監督の堀貴秀さんが演じていたのを知り、改めて驚かされました(山寺さんも真っ青の大活躍です(笑))。ストーリーが少しわかりづらいところもあり、理解するまで時間がかかるということもありましたが、この作品がストップモーションで、それもほぼ一人で作成されたものだと考えると、その苦労はかなりのものだと思い、ただただ感心しました。この作品は三部作らしく、今回最後が少し唐突な形で終わったので、少しあっけにとられた部分はありましたが、とても興味深い作品でした。点数は85点としておきます。ゴールデンウィークが終わると、いくつか新しい映画が公開されていきますので、また鑑賞したらレビューを書きたいと思います。