■ 大学入学共通テスト への記述問題・民間検定導入断念【MUGEN学院 穂積駅前教室】
こんにちは!MUGEN学院穂積駅前教室の木村です。大学入試の在り方を検討する文部科学省の有識者会議において、22日に2025年1月以降の 大学入学共通テスト における英語民間検定試験と記述式問題の導入について、「実現は困難と言わざるを得ない」とする提言案を示したそうです。文科省は提言がきちんとまとまり次第、今年の夏に導入断念を正式決定するとみられています。 文科省は19年11~12月に、公平性の確保が難しいなどとして、21年1月に初実施した共通テストへの導入見送りを発表していましたが、再検討でも課題解決の見通しが立たなかったようです。
そもそも共通テストに記述問題を入れてしまっては、判定基準もあいまいになりかねますし、2次試験前の短い期間内での判定も難しくなります。また民間に採点を依頼することも公平感・公正感を欠きます。英語の民間検定試験を導入することも、地域格差や各世帯への負担増、設備整備など問題が山積みで、現時点で実現は大変困難かと思います。見通しも甘く、多くの受験生を混乱に陥れた今回の件は、決して受験生ファーストの考えではなく、話題性と実績作り、一部の人たちの利権のために、大学入試を利用しようとした、当時の内閣の責任問題だと思います。その影響が今の小中学校の教育にも飛び火し、少し性急すぎる様な今の英語カリキュラムにへとつながっていると思いますので、その点についても国の方ももう少し真剣に今回の結果を受け止めてほしいと思います。今後も大学入学共通テストについての情報は、随時アップしていきたいと思います。