■ 5月 最新映画 レビュー③【 MUGEN学院 穂積駅前本校】
こんにちは!MUGEN学院穂積駅前教室の木村です。昨日の日曜日も、午後2時から弱点補強学習会で、多くの塾生たちが学校課題を仕上げるために頑張っておりました。指導後はいつものように気分転換で、 最新映画 を1本鑑賞しました。昨日鑑賞したのは「ハケンアニメ!」です。
直木賞作家・辻村深月さんがアニメ制作の舞台裏を描いた小説を映画化したもので、期待の新人監督と崖っぷち状態の天才監督が、アニメ界の頂点を目指して火花を散らします。
最も成功した作品の称号を獲得するために、日夜熱い闘いが繰り広げられている日本のアニメ業界を舞台に、国家公務員からアニメ業界に転身した斎藤瞳(吉岡里帆)が初監督作品で、憧れの監督・王子千晴(中村倫也)と火花を散らすことになります。一方、かつて天才として名声を得るもその後ヒット作を出せず、後がない千晴は、プロデューサーの有科香屋子(尾野真千子)と組み、8年ぶりの監督復帰に燃えていました。瞳はクセが強いプロデューサーの行城理(柄本佑)や仲間たちと共に、アニメの頂点「ハケン(覇権)アニメ」を目指して奮闘します。
予告以外の予備知識なしでの鑑賞でしたが、大変面白い映画でした。アニメ作品に関わる様々な人の視点から描かれていて、良いものを作りたいという願いのもと、様々な人々の思惑、理想と現実に葛藤する人間模様をうまく描いていたと思います。(映画大好きポンポさんや、バクマンなどが好きな人には特におすすめの映画です!)特にかつて自分を救ってくれたような、誰かの心に刺さるような、そんないつまでも記憶に残るようなそんなアニメ作品を必死で追い求める斎藤監督の姿や、徐々に監督として成長していく彼女の姿に動かされてチームとしてまとまっていく部分は、観ていて大変すがすがしい気持ちになりました。また王子監督は王子監督で、周りの評判や常識、そしてかつての自分自身を乗り越えようともがき苦しみ、そしてこだわり続ける姿には大変心打たれるものがありました。ぜひ多くの皆さんに鑑賞してもらいたい良作だと思います。点数は92点。