教室長ブログ

■ 12月 最新映画 レビュー② 【 MUGEN学院 穂積駅前本校 】

こんにちは!MUGEN学院穂積駅前教室の木村です。日曜日は中3生の実力対策の授業後、例のごとく 最新映画 を1本鑑賞しました。今回鑑賞したのは、二宮和也さん、北川景子さん主演、「ラーゲリより愛を込めて」です。

辺見じゅんさんのノンフィクション「収容所から来た遺書」を原作にした映画作品で、第2次世界大戦終結後、ソ連軍の捕虜として不当にシベリアの収容所に抑留された日本人、山本幡男氏の姿を描いた実話です。

第2次世界大戦が終結した1945年、シベリアの強制収容所では、ソ連軍捕虜となった山本幡男(二宮和也)ら多くの日本軍兵士たちが収容されていました。毎日わずかな食料しか与えられず、零下40度という過酷な状況下で重労働を強いられる彼らに、彼は「生きる希望を捨ててはいけません。帰国の日は必ずやって来ます」とあきらめず励まし続けます。そんな彼の信念と仲間を思う行動に、仲間たちは日々勇気づけられておりました。8年後、山本のもとへ妻からのはがきが届き、帰国の日は近いと感じた山本でしたが、その体はすでに病にむしばまれていました。

原作未読で観賞しましたが、大変考えさせられることが多い、素晴らしい映画だったと思います。終戦後もなお大変な苦境に置かれていたたくさんの人々の存在を知り、あたり前に感じられる今の生活のひとつひとつがなんと尊いものなのかを、改めて感じさせられました。周りの人々を常に励まし、家族との再会を強く願い続けていた山本さんのその気持ちが、周りの人たちの気持ちをどんどん動かしていくところには感動すら覚えました。ぜひ多くの人に観ていただきたい良作だと思います。点数は92点。